そして今回、それに伴って2014年に自動巻きモデルとして全面リニューアルされた同じくクラシカルなドレスライン、チェリーニは生産終了となった。
さて、このパーペチュアル1908、みなさんはスポーツ系ではないためほとんど関心はないのかもしれないが、アンティーク好きの筆者にとってはかなり興味深い新作なのである。
そのひとつは、久しぶりにスモールセコンドモデルであるという点だ。これまでもスモールセコンドモデルはあったがすべて手巻き式だった。そのためちょっと調べてみたのだが、パーペチュアル(自動巻き)としては、おそらくはCal.A260の635系が搭載されていた1950年代前半までのセミバブルバック時代までぐらいで、それ以降はちょっと見つけられなかった(もし出ていたらごめんなさい)。つまりそれぐらいに珍しいことなのではないか。